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基本的な考え方

救済は一種の平常点によって発動されます。レポートなどは一切課しません。平常点は、単純な出席点ではなく、講義終了時に実施するQUIZの成績によって決定されます(QUIZは毎時間実施するとは限りません)。QUIZはその時間の講義内容についての短文論述を求めるもので、箇条書きは評価されないか、あるいは評価が非常に下がります。

評価方法

QUIZはA-Dの4段階で評価されます。その上で期末に評価の平均を算出します。その場合、A=3、B=2、C=1、Dおよび提出なしは0として算入し、得られた平均値を四捨五入した上でA-Dの4段階に還元します。例えば、5回実施した結果がA, A, B, A, 未提出というものであれば(3*3+2+0)/5=11/5=2.2で平均評価Bとなります。

算出した平均評価の評点ごとに特定の係数を与えて素点を加工します。基本形は、素点の平方根に満点の平方根をかけるST法(佐藤さんから教わった方法なので仮に命名)です。これは、単純に素点に加点する方法や一定の乗数を乗ずる方法と異なり、補正結果が決して満点を超えることはなく、他方で0点は0点のままになります。以前からこの方法を時折使用していましたが、素点36で60点に達する(√36*√100=6*10=60)ため、ややサービスし過ぎかなという懸念を持っていました。

そこで、QUIZの評価ごとに係数に変化を付けることにしました。仮にMK法と命名します。この応用は完全にオリジナルなので担当者のイニシャルで呼びます。前述のQUIZ評価平均値がAの場合は満点の平方根を使用しますが、Bの場合には91点、Cの場合には81点の平方根を使用します。結果、単位(60点)到達のための素点は、Bの場合、(60/√90)^2=39点、Cの場合は計算省略しますが43点です。つまり、QUIZ平均評価でCを獲得していれば試験得点43点が60点に格上げされるのです。また、総合評価の素点が60点を超えている層に対しても、QUIZ評価平均によっては80点が90点に(平均評価Aの場合)、70点が80点に(同Bの場合)、60点が70点に(同Cの場合)かさ上げされるチャンスがあります(下の表を参照。小数点以下切り上げ)。修正幅は、まずます許容範囲に収まっていると考えます。

Cの場合の係数を60でなく81にしているのは、60では最終的に60点に到達させるための補助になり得ないためです。60点以下の素点の平方根に60の平方根をかけても絶対に60には到達できませんね。付け加えると、Aの場合に90や80でなく満点を使用するのは、そうしないと例えば90点代の人への支援になり得ないためです。大学によって最高ランクを90点以上とするところと80点以上とするところがありますが、例えばQUIZ評価Aなら素点81点で補正後90点に到達できます。80点以上をAとする大学でなら、補正の効果はもっと大きいでしょう。

注) 06年度春季に修正基準を修正。






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